さいたま赤十字病院
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〒330-8553 埼玉県さいたま市中央区新都心1番地5
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休診日
土・日曜日・祝祭日・年末年始(12/29〜1/3)・創立記念日(5/15)・国民の休日
病院基本理念
病院概要
年度別診療実績の推移
地域医療支援病院
日本医療機能評価機構認定病院
地域がん診療連携拠点病院
災害拠点病院
高度救命救急センター

病院基本理念

さいたま赤十字病院 移転・開院に当たってのご挨拶

平成22年に新病院建設プロジェクトを立ち上げて以来約7年間慎重に準備を進めてまいりましたが、平成29年1月1日さいたま新都心の地に無事、移転開院することが出来ました。これもひとえに患者さんを始め地域住民の皆様、医師会や各医療施設、行政など関係諸機関、そしてさいたま新都心医療拠点として連携し高度な医療を提供して行く埼玉県立小児医療センター関係者の方々のご理解、ご支援の賜物と深く感謝申し上げます。

これまで当院は、この地域における中核病院としての役割を果たしてまいりました。救命救急センター(埼玉県内8か所)や地域周産期母子医療センター(同12か所)を擁し、地域がん診療連携拠点病院(同12か所)や地域医療支援病院(同14か所)、災害拠点病院(同17か所)などの認定を受けているほか、診断群分類包括評価(DPC制度)において大学病院並みに診療密度の濃いⅡ群病院としての評価もいただいています。県内では当院の他に4病院しかなく、しかもすべてが大学附属病院であり、いわゆる一般病院は当院のみということになります。

新病院においても引き続き「患者さんにも、地域の医療機関にも親しまれる病院」であり続けるとともに、これらの機能を強化し高度急性期・急性期医療により特化した質の高い信頼される医療を提供してまいります。したがいまして、ICU(集中治療室)を6床から8床に増床するほか、CCU(冠疾患集中治療室)、HCU(準集中治療室)、SCU(脳卒中集中治療室)など集中治療室を中心に整備を行い、現在の605床から632床に増床しこの地域における当院の立ち位置をより明確化してまいります。一般病床においても、高齢化により重症度・看護必要度の高い患者さんの増加が予想されるため、全体の約半数を個室とし、一病棟当たりのベッド数も現在の50床から40床へとコンパクトにすることで濃厚なケアが可能になるように配慮いたしました。

新病院の最も大きな特徴の一つとして周産期医療における新たな診療体制を挙げることができます。それは隣接する県立小児医療センターの新生児部門と当院の産科・小児科部門と協働で一体的に周産期医療を提供する、全国でも例を見ない取り組みです。これまで両病院とも地域周産期母子医療センターの指定を受けて別個に診療を行ってまいりましたが、各々の周産期医療を担う部門を同一階に配置し、渡り廊下で接続することによって空間的のみならず機能的にも統合し、より高度な周産期医療が展開できる県内2か所目となる総合周産期母子医療センターへとバージョンアップいたしました。すなわち母体胎児集中治療室(MFICU)を当院の産科部門に開設し、母体のおなかの中にいる胎児期から小児医療センター新生児部門と共同で診療を行い母児に最適な医療を提供してまいります。

産科医や新生児科医不足が問題となり各地で集約化が検討されている昨今、経営母体が異なる病院が一つの部門を協同で運営する今回の試みに対してはその成否に注目が集まっています。いずれにしましても、これまで東京都など他都県に相当程度依存していた埼玉県の周産期医療を県内で完結できるよう最大限努力をしてまいります。

救急医療の分野ではこれまで年間8,000件以上の救急車搬送を受け入れてきましたが、新病院では県内2番目となる高度救命救急センターとして指定を受け、大幅に応需件数が増える見込みとなっています。また、昨年4月から開始したドクターカーを引き続き運用し、救急現場にいち早く医師が駆け付け初期治療を行うことで、救命率の向上のみならず後遺障害の軽減という課題にも取り組んでまいります。さらに屋上にはドクターヘリを受け入れるためのヘリポートも整備いたしました。一般エレベータとは別に救急専用エレベータを設けて、救急部門や手術部門を含めた各フロアと直結する構造といたしました。

がん診療に関しては、ピンポイントで各種のがんなど腫瘍に照射ができる最新式のサイバーナイフのほか、PET/ CTなど新しい診断装置の導入で、がん先端医療のさらなる充実を図ってまいります。MRI診断装置は、3台に増やすことで予約待ち期間の短縮を図るほか、最新の3テスラMRI装置によって画質が格段に良くなり、診断能力の向上が期待されています。

また消化管のがんについては、これまでも数多くの内視鏡検査および治療、特に早期大腸がんに対しては高度な技術を必要とする内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)で患者さんに負担の少ない治療を行ってきましたが、新たに内視鏡センターとして規模を拡充しさらに症例数を増やすことで、安心安全な治療法として確固たるものにしたいと考えています。

その他、心臓血管撮影装置を手術室内に設置することで、より高度で低侵襲な心臓血管治療を実現するためのハイブリッド手術室も整備いたしました。もともと当院では不整脈に対する心筋焼灼術や狭心症・心筋梗塞に対する冠動脈形成術など心臓カテーテル治療を数多く手がけてきましたので、これによって「循環器疾患に対する高度な専門的医療を行う施設」に必要な医療資源にも十分対応が可能になったと考えています。

新病院建設プロジェクトのきっかけとなったのは、旧病院が耐震強度に問題ありとの診断結果でした。そこで新病院の地下2階には免震装置を配置し建物全体を免震構造とし、地盤改良による液状化対策も実施して災害時の医療拠点としてのノンダウン化にも対応いたしました。既に昨年9月には九都県市合同防災訓練が新病院の東側、月の広場を使って大々的に行われました。実際の災害時には、ペデストリアンデッキや病院内の多目的ホールなどを使って災害時医療・救護活動を行えるよう非常用電源の確保(平常時の100%で3日分の燃料を備蓄)や医療ガス、食料・飲料水、雑用水の備蓄も行っています。屋上のヘリポートは大型防災ヘリの離発着にも使える仕様となっています。

このように新病院においては高度急性期医療を展開して行くため、救急患者さんを出来るだけ多く受け入れることと、地域の医療機関との緊密な連携により当院でしか治療ができない患者さんを重点的に診療することが、極めて重要な当院の役割だと考えています。そのため前方連携のみならず後方連携もスムーズに行えるように専門的な部門として総合支援センターの拡充も行いました。また地域連携については、ICTによる地域医療ネットワークの構築も着々と準備を進めています。 一方、さいたま新都心のまちづくり基本コンセプトの一つがにぎわいの創出だと聞いています。そのため2階のペデストリアンデッキ側にはレストラン、コンビニ、カフェなど利便施設を集約したホスピタルモールを併設し、おもてなし空間としてにぎわいの創出にも配慮いたしました。したがって、病院関係者以外の皆様にも利用していただける構造になっています。

このように新しい病院にはここに列挙しきれないほどの創意工夫が施されています。どうか当院が地域の安心安全を担う役割、そして社会的な貢献にご期待いただきたいと思います。

 

以上、新病院移転・開院に当たり施設の概要とさいたま赤十字病院が目指す医療について紹介をさせていただきました。何卒ご理解のうえ、これまで同様ご指導ご鞭撻そしてご支援をくださいますようよろしくお願い申し上げます。

2017年1月
病院長 安藤昭彦

さいたま赤十字病院の理念

赤十字の人道・博愛の精神に基づき、信頼される医療をおこないます。

さいたま赤十字病院の基本方針
  1. 患者さんの権利を尊重します。
  2. 地域との円滑な医療連携に努めます。
  3. 医療の質の向上に努め、安全な医療を提供します。
  4. 優れた医療人の育成に努めます。
  5. 国内及び国外での医療救援活動に積極的に参加します。
患者さんの権利
  1. 公平で適切な医療を受ける権利
  2. 個人の尊厳が保たれ、 人権を尊重される権利
  3. プライバシーが守られ、個人情報が保護される権利
  4. わかりやすい言葉で検査や治療などの説明を受ける権利
  5. 自己の決定権が確認され、医療行為を選択する権利
  6. 安全・安心な医療を受ける権利
  7. 他施設の医師の意見 (セカンドオピニオン)を聞く権利
  8. 自己の診療記録等の開示を求める権利
患者さんに守っていただく事項
  1. 健康に関する情報を医師や看護師等にお知らせください。
  2. 医療行為については、納得したうえで指示に従ってお受けください。
  3. 病院内ではルールを守り、他の人に迷惑にならないように行動してください。
  4. 診療費の支払い請求を受けた時は、速やかにお支払いください。