治験参加中や終了後を通して、患者さんのプライバシーは厳重に守られます。また、治験が適正に行われているか、国(厚生労働省)の担当者、治験審査委員会審査員、治験の依頼者(製薬企業の担当者)が、診療録や検査データを閲覧することがありますが、個人を特定するような情報は守られますのでご安心ください。
治験が原因で、患者さんに健康被害が生じた場合、その治療に要した医療費は製薬会社が補償します。ただし、健康被害が患者さんの故意に行ったことや、患者さんのあやまちが原因で起こった場合には、補償を受けられないことがあります。※抗がん剤など一部補償が受けられない薬もあります。
1.「転移・再発乳がん患者におけるTS-1感受性予測因子測定に関する探索的研究(SELECT-BC-EUREKA study)」に参加しております。
2.「術前化学療法、原発巣手術施行後、病理学的に腫瘍が残存している乳がん患者を対象とした術後補助療法におけるCapecitabine単独療法の検討 —第Ⅲ相比較試験— および付随研究としてのトランスレーショナルリサーチ(JBCRG-04 TR)」に参加しております。
1.2.とも本体試験(SELECT-BC、JBCRG-04)に参加者の組織標本を使用いたします。患者のプライバシーは保護され、本人を特定できる情報は、研究主体事務局(それぞれ、CSPOR、JBCRG)へ知らされることはありません。 ご不明な点、ご意見がございましたら、乳腺外科までお問い合わせください。