さいたま赤十字病院
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〒330-8553 埼玉県さいたま市中央区新都心1番地5
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土・日曜日・祝祭日・年末年始(12/29〜1/3)・創立記念日(5/15)・国民の休日
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消化管内科

お知らせ
学会等により休診となる場合がありますので、平日の午後、時間内に外来にお問い合わせください。
上部内視鏡検査(胃カメラ)を受けられる方へ
以前検査をしたけれど苦しかったなどの場合は、鎮静剤を併用すれば眠った状態で検査を受けることができます。鎮静剤をご希望の方は、検査当日は運転ができませんので公共の交通機関でおこしください。近隣の開業医、医療機関の医師と緊密な連携をとりながら診療にあたっています。
大腸内視鏡検査を受けられる方へ
ポリープを認め、その場で切除すると一泊入院となることがあります。以前検査をした際に痛くてつらかったなどの場合は、鎮痛など対応を行いますので、ご遠慮なくお申し出ください。
スタッフ紹介
氏名・役職 専門領域 認定医・専門医等
笹島 圭太(部長)
拡大内視鏡による深達度診断
ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)等の内視鏡治療
大腸内視鏡
日本消化器内視鏡学会学術評議員
日本消化器内視鏡学会指導医・消化器内視鏡専門医
日本消化器病学会学会評議員
日本消化器病学会指導医・消化器病専門医
日本内科学会認定医
鎮西 亮(副部長)
炎症性腸疾患の診療
消化管癌の化学療法
日本消化器内視鏡学会関東支部評議員
日本消化器内視鏡学会指導医・消化器内視鏡専門医
日本消化器病学会消化器病専門医
日本内科学会総合内科専門医・認定医
高橋 正憲(副部長)
内視鏡診断・治療
食道・胃静脈瘤の診断と治療
超音波診断
日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
日本消化器病学会消化器病専門医
日本肝臓学会肝臓専門医
日本超音波医学会超音波専門医
日本内科学会認定医
土井 浩達(医師)
内視鏡診断・治療
消化管癌の化学療法
日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
日本消化器病学会消化器病専門医
日本内科学会認定医
大津 威一郎(医師)
消化器内科
ピロリ菌の診断と治療
日本消化器病学会消化器病専門医
日本内科学会認定医
佐藤 平(医師)
消化器内科
日本内科学会認定医
舟田 圭(医師)
消化器内科

※所属学会・資格についてはこちら

診療科の紹介

最新の内視鏡システムを導入して、診断治療にあたっています。最先端の診断治療技術を習得した専門医師が早期癌の診断と治療に最も力を入れています。

大腸内視鏡検査

大腸内視鏡検査は、内視鏡挿入時に腸を過伸展させると痛みを生じます。我々は腸を伸展させないで挿入する(軸保持短縮法)方法をとっており、高い技術で痛みの少ない検査を提供いたします。しかし、癒着が高度である場合など、専門医が施行しても痛みが生じることがあります。そのような患者さんには積極的に鎮静剤を使用し、苦痛のない検査を受けていただくことができます。

ポリープを認めると、組織検査(生検)を施行するなど、質的診断を介さずに切除することが一般的です。我々は、ポリープを認めた場合まず、それが腫瘍なのか否か(腫瘍・非腫瘍の鑑別)、早期癌ならば大腸壁のどの程度まで浸潤しているのか(深達度診断)という質的診断が重要と考えます。拡大内視鏡は無駄な生検をすることなく腫瘍・非腫瘍の鑑別、早期癌の深達度診断が可能です。大腸内視鏡検査は当院では全例、拡大内視鏡による検査を行っています。

拡大内視鏡

拡大内視鏡は、対象病変を瞬時に80倍まで病変を拡大して観察することができます。拡大することにより、腫瘍表面の微小な血管や(microvessel pattern)、腺管開口部を拡大(pit pattern)することにより、前述した高いレベルの質的診断を行うことができます。拡大内視鏡は大腸において最もその有用性は発揮されますが、食道表在癌、早期胃癌に対しても全例拡大内視鏡を使用することにより、質の高い診断を提供できます。外科と緊密な連携を取り、過不足ない治療を心がけています。

内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)

内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)は、腫瘍径の大きな早期癌に対して一括切除を目指した内視鏡手術です。従来は、ワイヤーをかけて切除する粘膜切除術が行われてきましたが、20mm以上になると、分割切除になる可能性が高くなります。分割切除の問題点は、病理組織診断が不十分になってしまうこと、さらに再発の可能性が20%以上あることです。内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)とは、大腸では20mm以上の大型な平坦な腫瘍に対して一括切除を目的として行う内視鏡的手術です。病変の周囲に粘稠度の高い液体を注入した後(局注)、長さが1.5mm程度の微小な高周波メスで病変の周囲を切開します(粘膜切開)。その後腫瘍の下の層を切開しながらトンネルを掘っていくことになります(粘膜下層剥離)。トンネルを掘り終えれば切除は完了となります。一括切除が成功すると再発の可能性を極めて低くすることができ、摘出した検体の詳細な病理組織診断が可能です。

胃では既に多くの内視鏡医が手技に熟練しています。技術的に特に難易度が高い大腸癌に対しては、症例数が多い施設あるいは熟練医による施行が望まれるのが現状です。当院では、大腸の内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)は、熟練医のみで担当し、胃の内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)は、熟練医と修練医で担当しています。また、内視鏡的粘膜下層剥離術を目的として紹介された患者さんに対しては、必ず当施設において拡大内視鏡により精査し治療方針を決定・説明するという流れで対応しています。

進行消化管癌(食道癌・胃癌・大腸癌)について

当科では、早期癌から進行癌まで幅広いステージの消化管癌患者さんへの診療を行っています。内視鏡検査やCT検査などを用いて適切な診断とステージ判定を行い、切除不能進行癌の場合は、化学療法(抗癌剤治療)中心の治療を行っています。患者さんの病状に応じて入院または通院で化学療法を行っています。通院抗癌剤点滴は専用の外来化学療法室で受けていただいています。また3次救急病院の特性として通院中の病状悪化時も迅速に対応することが可能です。このように癌患者さんが適切で安心な治療を受けられる体制を構築しています。

炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)について

炎症性腸疾患 (Inflammatory Bowel Disease; IBD)とは、消化管に慢性的な炎症を起こす原因不明の疾患であり、潰瘍性大腸炎とクローン病からなります。近年、IBDの治療は様々な新規治療法が導入され、格段の進歩を遂げています。当科でも適応があれば新規の生物学的製剤や免疫調節剤を積極的に導入しており、症状が軽減した患者さんも多数おられます。また血球除去療法も行っており、こちらも治療効果を上げています。当科では、診断・治療の両面でIBD患者さんがより効果的で負担の軽い医療を受けられるような診療体制をとっています。

食道胃静脈瘤治療

食道胃静脈瘤とは、肝硬変などに合併する肝臓内の血流異常(門脈圧亢進症)に起因した疾患です。

食道静脈瘤の治療は、内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)がその簡便性から広く普及していますが、当院では、より再発の少ない治療を目的として、主に内視鏡的静脈瘤硬化療法 (EIS)を行っています。また治療難治例に対しては、経皮経肝静脈瘤塞栓術などのカテーテル治療を併用し、静脈瘤の完全消失を心懸けています。一方胃静脈瘤に対しては根治的治療としてバルーン塞栓下逆行性静脈瘤塞栓術(B-RTO)によるカテーテル治療を行っており、緊急出血時においては救急医と連携して、安全かつ迅速な内視鏡による止血体制を整えています。なお当院における静脈瘤治療については、全例を静脈瘤治療に精通した医師が行っています。

また静脈瘤を認めるからといって、必ずしも治療が必要とは限りません。出血していない静脈瘤については、内視鏡所見はもちろん、肝臓内の血流動態を超音波やCTで十分評価した上で、治療の必要性を評価しています。

診療実績
内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)治療成績(2011年4月〜2016年12月)
大腸ESD:一括切除率99.1%、穿孔率0.2%、後出血率0.4%
胃ESD:一括切除率99.8%、穿孔率0.6%、後出血率3.8%
食道ESD:一括切除率100%、穿孔率0%、後出血率0%
食道胃静脈瘤治療成績 (2012年4月2016年12月)
内視鏡的静脈瘤硬化療法 87例
(累積非再発率82.1%/年、累積非出血率96.9%/年)
バルーン塞栓下静脈瘤塞栓術 10例
(完全閉塞率 90%、累積非再発率100%/年)

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