さいたま赤十字病院
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〒330-8553 埼玉県さいたま市中央区新都心1番地5
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土・日曜日・祝祭日・年末年始(12/29〜1/3)・創立記念日(5/15)・国民の休日
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外科

お知らせ
学会等により休診となる場合がありますので、平日の午後、時間内に外来にお問い合わせください。
スタッフ紹介
氏名・役職 専門領域 認定医・専門医等
吉留 博之(部長)
一般外科
消化器外科(特に肝胆膵)
日本外科学会外科専門医・指導医
日本消化器外科学会消化器外科専門医・指導医
日本消化器外科学会評議員
日本消化器病学会消化器病専門医・指導医
日本消化器病学会関東支部評議員
日本肝臓学会肝臓専門医
日本肝臓学会東部会評議員
中村 純一(部長)
一般外科
消化器外科(特に大腸)
日本外科学会外科専門医・指導医
日本消化器外科学会消化器外科専門医・指導医
日本大腸肛門病学会大腸肛門病専門医・指導医
日本消化器病学会消化器病専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医・
指導医
加藤 敬二(部長)
一般外科
腹腔鏡外科(特に胃・大腸)
日本外科学会外科専門医・指導医
日本消化器外科学会消化器外科専門医
沖 彰(副部長)
一般外科
消化器外科
日本外科学会外科専門医
日本救急医学会救急科専門医
新村 兼康(副部長)
一般外科
消化器外科(消化器がん外科治療)
日本外科学会専門医・認定医
日本消化器外科学会消化器外科認定医・専門医
芝﨑 秀儒(副部長)
一般外科
消化器外科
日本外科学会外科認定医・指導医
日本消化器外科学会消化器外科専門医・認定医
佐々木 滋(副部長)
一般外科
消化器外科
日本外科学会外科専門医
日本消化器外科学会消化器外科専門医
日本消化器病学会消化器病専門医
岡田 幸士(副部長)
一般外科
消化器外科
日本外科学会外科専門医
里村 仁志(医師)
一般外科
消化器外科
日本外科学会外科専門医
日本消化器外科学会専門医
日本消化器病学会消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
小川 憲人(医師)
 
 

※所属学会・資格についてはこちら

診療科の紹介

地域の基幹病院と責務を果たすため、最新の医療、高度先進医療の提供を目指しています。近年我が国では、癌による死亡が全死亡の30%以上を占め、死因の1位となっております。当院は平成17年から、地域がん診療連携拠点病院に指定されており、高度で良質ながん診療の提供に努めております。さらに、最新の医療、高度先進医療に不可欠な最新の診断、治療装置の充実を図っています。がん治療に対するセカンドオピニオン外来も開設しています。

当病院は救命救急部のみならず、集中治療室(ICU)、心臓疾患集中治療室(CCU)を完備しています。 高齢化社会を反映し、心疾患、肺疾患や腎疾患を合併したがん手術の方も多く、総合病院としての利点を生かし、循環器内科、呼吸器内科、腎臓内科など協同して治療にあたっています。

当外科は、長年、県内有数の手術症例を施行してきており、基幹病院としての責務を果たしてきました。各種学会の認定施設にもなっており、その経験の蓄積により、クリティカルパス*1を作成、積極的導入することにより、良質で均一な医療の提供を目指しています。

*1注、クリティカルパス:疾患別にあらかじめ綿密に計画された手順により、医師、看護師、薬剤師、栄養士等が共同して一貫した治療にあたる方式。外科としては手術前に患者様に標準的な過程を具体的に示すこと出来ます。入院期間の短縮、医療の質の向上、事故の防止に効果があるとされています。全ての疾患、症例に適応できるわけではありません。

診療対象とする主な疾患

当外科においては主に以下の疾患を扱っております。

一般外科
ヘルニア(小児のヘルニアは扱っておりません)
良性疾患(胆嚢結石、胆管結石)
消化管外科
上部消化管:食道癌、胃癌、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、小腸腫瘍
下部消化管:大腸癌(結腸癌、直腸癌)、炎症性腸疾患
肝胆膵外科
肝臓:肝臓癌(原発性、転移性)、肝内結石、良性肝腫瘍
胆道:胆管癌・胆嚢癌・乳頭部癌・胆嚢腫瘍
膵臓:膵臓癌(膵管癌) 膵腫瘍(膵管内乳頭状腫瘍など) 慢性膵炎

主な疾患の外科診療内容

一般外科

ヘルニア
臓器の一部、あるいは構造体の一部が正常ではそれらを含む組織を通過して突出することを指します。当外科が扱うのは腹部の ヘルニアで、いわゆる脱腸です。腸などの腹部の臓器が腹部の弱い部分より突出し、ソケイ部、大腿部に好発します。通常は 容易に戻りますが、時に戻らなくなり緊急手術を要することがあります。最近は高齢化に従い手術を要する症例が増えています。 当外科では最新のメッシュ法(特殊な布を入れて補強する方法)を積極的に導入し、術後の突っ張り感が少なく、短期間で退院できます。 クリティカルパス*1を採用しています。症例により、腹腔鏡下手術でも行っております。
胆石症・胆嚢ポリープ
腹腔鏡下手術を積極的に取り入れ、小さな傷で痛みも少なく、短期間で退院できるようにしています(全ての症例で可能なわけで はありません)。胆石症のみならず、大きい胆嚢ポリープは癌化の可能性もあり積極的に切除しています。クリティカルパスを採用して います。

消化器外科

食道癌
比較的高齢者に多く発症し、高齢化に伴い増えている癌の一つです。物が飲み込みにくい、声がかすれる等の症状がある方は検査し た方が良いでしょう。外科的切除が治療としては一般的ですが、心臓・肺のすぐ隣の手術であり、手術が出来ない場合もあります。早期 症例には内視鏡治療も行っています。
食道癌は放射線治療が有効な場合も多く、当外科では手術療法以外にも、放射線療法と化学療法(抗癌剤)を組み合わせて、治療を 受ける方の QOL(生活の質)*2 に配慮した治療法を選択するようにしています。
*2注、QOL(生活の質)
Quality Of Life の略。病気の治療により、どのような生活が可能であるかということ。近年、病気の治癒だけでなく、治療後の生 活を考えて、その人が最も快適に生活が出来るように治療法を選択していく方式をとることが推奨されています。
胃癌
近年の検診の普及、診断技術の進歩により、早期発見が進み死亡率が低下してきている数少ない癌の一つですが、依然として 癌の死亡の中では男性の2位、女性の3位です(2012年報告)。早期の場合は症状がなく、検診または、偶然で見つかります。進行するに つれ、上腹部の痛み、不快感、体重減少、貧血等の症状が出ます。この様な症状のある方は、検査をお勧めします。
拡大内視鏡、特殊光観察などにより、病気の状態を正確に診断し、早期の場合には積極的に 内視鏡的粘膜切除(EMR)、内 視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)*3や腹腔鏡下手術などの低侵襲手術を行っております。
進行している場合には、その程度により、手術の前や後に抗がん剤治療を加え、手術を行っています。
大規模病院の使命として、より発展性のある治療および、新しい治療の開発のために、いくつかの点でガイドライン外の治療(臨床 研究としての治療)も行っております。
胃、十二指腸潰瘍
近年の抗潰瘍薬の進歩やピロリ菌の除菌により、外科手術の対象となる症例は減少してきています。 外科手術の対象となるのは、潰瘍による変形のため食事が通りづらくなった場合や、出血がひどく内科的治療にて止血が困難になった場 合、穿孔(潰瘍が深くなって穴が開いてしまうこと)してしまった場合などです。穿孔、出血の場合には緊急手術となりますが、当院で は常時、対応が出来る体制をとっています。
大腸癌
大腸癌(結腸癌・直腸癌)は、胃癌、乳癌などとともに、現在、本邦で罹患率の高いがんの一つです。癌の死亡の中では女性の1位、 男性の3位です(2012年報告)。1990年代までに急激な増加を見せ、胃癌が減少している現在でも、まだ増加傾向にあります。
当院は長く大腸癌研究会(http://www.jsccr.jp/)の施設会員であり、大腸癌の臨床研究や全国登録事業に参加しています
大腸癌の進行度や部位により、内視鏡治療、腹腔鏡(補助)下手術、開腹手術を症例に応じて行っております。有効な抗がん剤も数多 く、進行がん手術の前後に広く使用しています。
基本的には、腹腔鏡手術による低侵襲な手術を行っていますが、腫瘍の進展や過去の開腹手術歴などによっては開腹術を選択します。 クリティカルパスを採用しています。
直腸癌の手術では、病気の場所や進行の程度により、人工肛門になったり、神経障害による排便、排尿、生殖といった基本的な機能 が損なわれたりする場合もあります。当外科では、正確な術前評価を行い、超低位前方切除(肛門に近いところに出来た直腸癌に対して 直腸を切除後、人工肛門にしないで肛門に非常に近いところで吻合する方法)や、神経温存切除等の最新の治療を積極的に取り入れてい ます。術前の放射線治療や抗癌剤治療も併用し、自然肛門の温存率向上につとめています。
ただし、癌の根治が基本ですので、再発の危険を冒してまで自然肛門や神経を残すことはお勧めできません。 人工肛門の管理については、専門の認定看護師によるストーマ外来を行っており、術後や退院後のストーマの管理のお手伝いをしております。
当院では、検診で診断された大腸癌だけでなく、腸閉塞で緊急入院する大腸癌の方も少なくありません。 がんの穿孔による腹膜炎などの重症な症例でも、救急医学科などとの連携により適切に対応しています。
炎症性腸疾患
薬剤不応性の長期重症の方や、狭窄・出血などを伴ったクローン病、潰瘍性大腸炎の患者さんに対し、術後QOLを配慮した術式を検 討し手術を行っています。
救急の小腸・大腸の手術
救急医学科と協力し、腹部外傷や腸管穿孔によるエンドトキシンショックなどの重篤な状態に陥っている患者さんの救命にも対応し ております。

肝胆膵外科

肝臓、胆道(胆嚢、胆管、十二指腸乳頭部)、膵臓の特に悪性疾患(癌)を対象として扱います。手術前には、消化器内科・放射線 科と協力して術前診断を行います。これにはマルチディテクターCT(非常に高速のCTで肝臓なら数秒で撮影することができます)による 腫瘍の質的診断並びに血管などの手術に必要な3D画像、高性能MRI、デジタル血管造影装置等の高度医療機器が設置されており、また特 に胆道・膵では超音波内視鏡なども行い、的確な診療が可能です。本領域の癌は外科的治療が主体であり、肝予備能評価 や切除後の予測残肝容積などを測定し、QOLに配慮しつつ積極的な治療を行っています。当院当科では、これまでに多くの本領域の症 例を経験しており、得られた知識と技術により肝胆膵内科とともに最適な医療の提供を目指しております。
肝臓癌
原発性肝癌(肝細胞癌・肝内胆管癌)は年々増加しており、癌死因としては男性の4位、女性の6位を占めています(2011年報告)。 治療成績の向上が著しい領域ですが、外科手術としては高度な部類に入ります。原発性肝癌は、B型やC型慢性肝炎、肝硬変を基盤に発症 することが多い疾患ですが、近年はいわゆる非アルコール性脂肪肝炎からの発症が報告されています。
肝臓癌の治療は、腫瘍の大きさ、数、種類のみならず、肝臓の予備能力が治療の選択には重要になってきます。当院では、消化器内 科・外科と協力して患者さんにとって最適な治療法を選択するようにしています。原発性肝癌は早期の症例には、ラジオ波焼灼術、多発 肝機能不良例では肝動脈化学塞栓療法による治療を行なっていますが、肝機能が比較的良好で肝切除可能であれば、一般に外科的切除の 方が良好な治療成績が得られますので積極的に手術を行います。血管内腫瘍栓併存などの高度進行癌に対しても積極的に血管合併切除を 行っています。また症例によっては腹腔鏡下肝切除も施行し、低侵襲な手術を目指しています。
また転移性肝癌では特に大腸癌よりの転移には、両葉多発症例で切除困難であっても2段階切除などの手術手技の工夫や抗癌剤・分 子標的薬を併施し、切除不能と診断された症例でも積極的に切除を行い予後の向上が得られるようにしています。また症例によっては再 発に対して再度の肝切除も積極的に切除を行なっています。
胆道(胆管、胆嚢、乳頭部)癌
胆道悪性腫瘍は自覚症状が乏しいため診断技術の発達した今日においても進行した状態で診断されることが多く、外科的切除不能例 も少なくありません。初発症状としては、黄疸で発症することも多く、このために肝予備能が低下してしまう症例もしばしば認められま す。特に近位(肝門部)胆管癌や黄疸を伴った胆嚢癌では、治癒切除のためには大量の肝切除を要することがあり、当科では高度進行症 例においては、 術前門脈塞栓術*4 を積極的に行い、術後の致死的な合併症である肝不全を防止して、より安全に拡大肝切除を施行し、 手術適応の拡大、切除率、治癒切除率の向上をはかっています。また血管合併切除(特に門脈)を積極的に併施しています。また切除不 能と判断された症例においても、抗癌剤を併施し切除に持っていく治療を行っています。一方で、切除不能症例においてはステント治療、 放射線治療等も積極的に行い、患者さんのQOLを損なわない治療を目指しています。
*4注、術前門脈塞栓術
肝切除前に、左右一方の切除する方の門脈を詰めることにより、術後に残る肝臓を術前に大きくしておき、術後の肝不全を防ぐ方法。
膵臓癌
早期発見が難しく、現在、治療が最も困難な癌の一つです。外科切除が治療の主体ですが、診断時にはすでに進行していて血管浸潤 などの局所進行のため切除が困難な症例も少なくありません。当科では血管合併切除(門脈や動脈)も積極的に行うことにより進行癌に おいても切除率の向上に努めております。また新規抗癌剤を併施して切除不能例を切除可能とする治療戦略を行っています。比較的早期 の症例においては縮小手術も行っており、機能温存とQOLの向上を図っています。症例によっては腹腔鏡手術も行っています。

腹腔鏡外科

当外科では腹腔鏡下手術を行っています。
対象疾患は胃癌、大腸癌、胆石・胆のう炎などです。 従来の開腹手術では腹部を約15〜20cm切開しますが、腹腔鏡下手術では腹部に数カ所の孔(0.5〜1.2cm)をあけて、お腹の中に二酸化炭素 を入れて空間をつくり(気腹)、腹腔鏡というカメラや特殊な器械を用いて、テレビ画面を見ながら手術します。切除した胃や大腸を取 り出すために、4〜5cm程度の創は必要です。
胃全摘術や直腸切除術といった、腹腔鏡下手術の中で難易度の高い手術も、積極的に行っています。また、一部の進行癌に対して も、腹腔鏡下手術を行っています。
(全ての患者さんに対して腹腔鏡下手術を行えるわけではありません。詳しくは担当医にご相談ください。)
診療実績

消化器・一般外科  手術数 総計

(局所麻酔による外来手術は除く)

2013年1-12月 (内悪性)
食道疾患 7 5
胃疾患 7463
小腸疾患 485
大腸疾患 147113
肛門疾患(痔など) 40
虫垂炎 400
肝・胆・膵・脾疾患 14641
その他 1761
合計 642228

当院での消化器腹腔鏡下手術

 

2013年
30
大腸67
86
1
0
0