院長補佐・部長
部長
医療技術部長
副部長
副部長
副部長
副部長
副部長
副部長
医長
医長
医師
医師
医師
医師
中田 健太郎
嘱託医師
目黒 眞
嘱託医師
峯岸 昌代
専攻医
忠岡 直樹
専攻医
池口 琴乃
専攻医
柳谷 直太
専攻医
当科では昭和56年12月より冠動脈造影を含む心臓カテーテル検査を開始し、夜間休日でも対応可能な緊急検査、治療体制を整え、成果を挙げてまいりました。心臓カテーテル検査(年間約1000件)の後、経皮的冠動脈インターベンション(PCI:ステント留置やロータブレーターを含む)や冠動脈バイパス手術の適否について当院心臓血管外科と共に判断して、患者さんの納得の上で最適と考えられる治療を行っております。透析患者さんなど合併症のある方や重症の方が増えていますが、良好な成績を維持しております。 また、末梢動脈(内頚動脈、鎖骨下動脈、腎動脈、下肢動脈)のインターベンション治療にも積極的に取り組んでおります。
心房細動(AF)、心房粗動(AFL)/心房頻拍(AT)、発作性上室頻拍症(PSVT)、心室期外収縮(PVC)/心室頻拍(VT)など、あらゆる頻脈性不整脈に対して根治が可能な経皮的カテーテル心筋焼灼術(カテーテルアブレーション)を行っております。全国トップレベルの症例を誇っており、安全かつ有効な治療を提供できるように日々の診療に努めております。
心房細動に対するカテーテルアブレーション治療の進歩は目覚ましく、最近では従来の高周波アブレーションやクライオ(冷凍)バルーンアブレーションに加え、新しいエネルギーソースを用いたパルスフィールドアブレーションが登場しています。当院では全国でも、いち早く最新機器の導入を行い、最先端の治療を提供する体制を整えております。
カテーテルアブレーションにおける入院期間は心房細動治療では通常2〜3泊、発作性上室頻拍症・心室期外収縮などでは1泊の入院期間でありますが、ご希望がありましたら、より短い期間でのカテーテルアブレーションも可能ですのでご希望の方は専門外来日(火・木曜日)で予約をとっていただきご相談ください。
また、徐脈性不整脈・心不全に対するデバイス治療(ペースメーカ、植込み型除細動器(ICD)、心臓再同期療法(CRT))も実施しております。あらゆるデバイスの使用が可能であり、従来使用されていたリード(電線)を必要としないリードレスペースメーカや皮下植込み型除細動器(S-ICD)など、患者様の状態や希望に沿った適切な治療法の選択が可能です。
多くの心臓疾患で、運動療法を行うことにより予後が改善することが知られています。また、心臓疾患治療のためには、食事を含めた生活習慣に対する配慮が必要です。こうした点を踏まえて、当科では、心臓リハビリテーションを通じた多職種による心疾患治療サポートを積極的に行っています。
近年、診断治療の進歩により先天性心疾患の予後は飛躍的に改善してきています。先天性心疾患を持つ患者さんが成人を迎え、遠隔期特有の合併症や生活習慣病を始めとする併存疾患の管理も必要になってきました。成人期においても継続的な経過観察や治療を要する方が多くおり、このような方々を対象とした小児科からの移行を当科の専門外来で行なっております。
実績件数 | ||||
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2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | |
冠動脈造影検査(CAG) | 602 | 649 | 546 | 743 |
冠動脈カテーテル治療(PCI) (うち緊急に実施した件数) |
165 | 294 | 283 | 283 |
(181) | (205) | (202) | (233) | |
末梢血管カテーテル治療(EVT) | 43 | 44 | 49 | 60 |
カテーテルアブレーション | 902 | 950 | 1035 | 1224 |
ペースメーカ(交換も含む) | 139 | 144 | 140 | 166 |
リードレスペースメーカ | 9 | 11 | 18 | 33 |
植え込み型除細動器(ICD)(交換も含む) | 33 | 35 | 43 | 47 |
経静脈的植え込み型除細動器(TV-ICD) | 27 | 28 | 31 | 32 |
皮下植え込み型除細動器(S-ICD) | 6 | 7 | 12 | 15 |
心臓再同期療法(CRT-PおよびCRT-D) | 12 | 16 | 21 | 16 |
経皮的ペースメーカリード抜去術 | 11 | 7 | 12 | 19 |
経皮的心肺補助治療(ECMO) | 49 | 47 | 52 | 79 |
補助循環用ポンプカテーテル(IMPELLA) | 22 | 29 | 32 |